Agentforce Vibesとは?使い方や料金、対応IDEなど

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Agentforce Vibesという名前を見かけたものの、何をするツールなのか、どう使い、いくらかかるのかが分からないという方は多いのではないでしょうか。Agentforce Vibesとは、2025年10月に発表された、自然言語で指示するとコードを生成するエンタープライズ向けのAI開発環境です。Salesforce上のアプリやエージェントを、会話するように作れる点が特徴です。なお、料金や提供状況は変わりやすいため、本記事は2026年8月時点の公式情報にもとづいています。

そこで本記事では、Agentforce Vibesで作れるもの、使い方の流れ、料金体系、対応するIDE、名称の変遷までを順に整理します。今回は、Salesforceの開発を内製化したい中堅BtoB企業の管理者兼開発担当を例に考えていきます。

目次
  1. Agentforce Vibesで作れる4つの成果物
    1. 成果物①Apexロジックの生成とリファクタ
    2. 成果物②画面を構成するLWCやフォーム
    3. 成果物③外部システムとの統合
    4. 成果物④エージェントやアプリの構築
  2. Agentforce Vibesを使う4つのステップ
    1. ステップ①VS Codeに拡張を入れて起動する
    2. ステップ②自然言語で作りたいものを指示する
    3. ステップ③Plan modeとAct modeで実装する
    4. ステップ④自然言語のDevOpsでデプロイする
  3. Agentforce Vibesの料金体系3種類
    1. 種類①Foundationsで無料から始める方法
    2. 種類②従量課金のFlex Credits
    3. 種類③定額のFlat Fee Access
  4. Agentforce Vibesが対応するIDEと開発環境
    1. 環境①VS Codeと拡張パックでの利用
    2. 環境②CursorやWindsurfでの動作
    3. 環境③利用できないエディションと地域
  5. Agentforce Vibesに至る名称の変遷
    1. 変遷①コード補完中心のEinstein for Developers
    2. 変遷②Agentforce for Developersへの改称
    3. 変遷③自律型のAgentforce Vibesへの進化
  6. Agentforce Vibesを使い始める前に確認する3項目
    1. 確認①必要なSalesforce組織とエディション
    2. 確認②無料枠の対象と2026年6月の変更
    3. 確認③Salesforce CLIやDX MCPとの連携
  7. 【一問一答】Agentforce Vibesに関するよくある質問
    1. 質問①Agentforce Vibesは無料で使えるのか
    2. 質問②Agentforce VibesはどのIDEで動くのか
    3. 質問③Agentforce VibesとEinstein for Developersは何が違うのか
    4. 質問④Agentforce Vibesはどんな言語に対応しているのか
    5. 質問⑤Agentforce Vibesの利用に必要なエディションは何か
  8. Agentforce Vibesは自然言語でSalesforce開発を加速するAI開発環境である
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本田正憲

合同会社クロスコムの代表|専門商社にて7年間のBtoB営業を経て、マーケティング業界に参入。現在はSalesforce公式コンサルティングパートナーとして、ソリューション営業の業務プロセスに特化したAgentforce導入・定着支援を提供している。

Agentforce Vibesで作れる4つの成果物

Agentforce Vibesで作れる4つの成果物

まずは、Agentforce Vibesで何が作れるかを整理します。Agentforce Vibesは「vibe coding」と呼ばれる、自然言語をコードに変換する手法をエンタープライズ向けに提供するもので、計画から構築、テスト、デプロイまでを加速します。ここでは、代表的な4つの成果物を解説します。

成果物①Apexロジックの生成とリファクタ

1つ目は、Apexロジックの生成とリファクタです。

なぜここが中心になるかというと、Salesforceの業務ロジックはApexで書くことが多く、その作成と修正が開発の大きな部分を占めるからです。Agentforce Vibesは、自然言語の指示からApexのコードを生成し、既存のコードの書き直しも支援します。

たとえば、先ほどの中堅企業の開発担当が「受注金額が一定を超えたら承認フローに回す処理を作って」と指示すると、その意図に沿ったApexのコードが生成されます。ゼロから書く代わりに、たたき台をAIに作らせて手直しする進め方ができます。

Agentforce Vibesは、Apexロジックの生成と修正を自然言語で進められる機能を持ちます。

成果物②画面を構成するLWCやフォーム

2つ目は、画面を構成するLWCやフォームです。

ユーザーが操作する画面は、ロジックと並んで開発の手間がかかる部分だからです。Agentforce Vibesは、Lightning Web Component(LWC)やUI、フォームを自然言語から生成できます。

たとえば、問い合わせを受け付ける入力フォームや、顧客情報を表示する画面を、作りたい内容を言葉で伝えて生成する、といった使い方ができます。画面のたたき台が短時間で用意できるため、試作を重ねやすくなります。デザインを見ながら指示を足していくことで、望む形に近づけられます。

Agentforce Vibesは、画面やフォームといったUIを自然言語から生成できます。

成果物③外部システムとの統合

3つ目は、外部システムとの統合です。

なぜなら、実際の業務では、Salesforce単体で完結せず、他のシステムと連携する処理が必要になるからです。Agentforce Vibesは、こうした統合の処理も生成の対象にできます。

たとえば、外部の在庫システムからデータを取得して表示する、といった連携処理を組む場面で、その骨組みを生成させることができます。連携の実装は手間がかかりやすい部分のため、たたき台が用意できる意味は小さくありません。仕様を言葉で伝えれば、接続やデータの受け渡しの下地までまとめて用意できます。ひな型をもとに細部を詰めていけるため、ゼロから組むより速く進みます。

Agentforce Vibesは、外部システムとの統合処理の生成も支援します。

成果物④エージェントやアプリの構築

4つ目は、エージェントやアプリ自体の構築です。

個別の部品だけでなく、それらを組み合わせた一つのまとまりとして作れて初めて、業務で使えるからです。Agentforce Vibesは、ラピッドプロトタイピングや新規のアプリ構築、会話型のリファクタリングといった使い方に対応します。

たとえば、先ほどの企業では、新しい業務アプリのプロトタイプを短期間で作り、関係者に見せて反応を確かめる、という進め方を想定していました。作っては見せて直す、というサイクルを速く回せる点が特徴です。企画から動くものを見せるまでの時間が縮まると、合意形成も進めやすくなります。

Agentforce Vibesは、Apexやフォーム、統合処理からアプリまでを自然言語から生成できるAI開発環境です。

Agentforce Vibesを使う4つのステップ

Agentforce Vibesを使う4つのステップ

前章では作れるものを整理しました。ここからは、実際にAgentforce Vibesをどう使うのかを、4つのステップで解説します。開発環境の準備から、生成、デプロイまでの流れです。

ステップ①VS Codeに拡張を入れて起動する

まず取りかかるのは、開発環境の準備です。

なぜなら、Agentforce Vibesは開発者が普段使うエディタの中で動くよう作られているからです。VS CodeにSalesforceの拡張パックを入れるか、Salesforceの設定メニューから起動します。管理者が利用規約に同意すると、設定メニューから使えるようになります。

たとえば、先ほどの開発担当は、すでに使っているVS Codeに拡張を追加する形で準備を進めていました。起動すると、Agentforce VibesがSalesforceのプロジェクトを自動で作成し、組織を認可して、作業用のサイドバーを開きます。準備の多くが自動で進むため、環境構築でつまずく場面は多くありませんでした。

まずは、VS Codeに拡張を入れて起動するところから始まります。

ステップ②自然言語で作りたいものを指示する

次に行うのは、作りたいものを自然言語で指示することです。

Agentforce Vibesの中心にあるのは、言葉で意図を伝えるとコードが生成される仕組みだからです。作りたい処理や画面を、コードで書く代わりに日本語や英語の文章で伝えます。

たとえば、「この項目が入力されたら通知を送る処理を追加して」といった指示を出すと、その意図をくんだコードが提案されます。うまくいかない場合は、指示を言い直したり、条件を足したりして、望む形に近づけていきます。専門的な文法を覚えていなくても、やりたいことを説明できれば形になっていきます。

Agentforce Vibesは、作りたいものを言葉で伝えるだけでコードを生成します。

ステップ③Plan modeとAct modeで実装する

そのうえで使い分けるのが、Plan modeとAct modeという2つのモードです。

なぜなら、いきなり実装に入るより、まず方針を固めてから手を動かすほうが、安全に進められるからです。Plan modeは戦略や安全なコーディングの検討に、Act modeはハンズオンでの実装とデプロイに使います。

たとえば、複雑な処理を作るときは、まずPlan modeでどう組むかを整理し、方針が固まったらAct modeで実装に進む、という使い方ができます。途中でチェックポイントを設けて、問題があれば前の状態に戻すこともできます。いきなり作り込む前に方針を確かめられるため、大きな手戻りを防ぎやすくなります。

2つのモードを使い分けることで、方針の検討と実装を分けて進められます。

ステップ④自然言語のDevOpsでデプロイする

最後に行うのが、デプロイです。

作ったものを実際の環境に反映して初めて、業務で使えるようになるからです。Agentforce Vibesは、自然言語によるDevOpsでアプリをデプロイし、デプロイ後は観測性のツールで動作を監視できます。

たとえば、先ほどの企業では、作った業務アプリをデプロイし、その後の稼働状況を確認しながら改善する、という流れを想定していました。作成からデプロイ、監視までを一つの環境の中で進められる点が特徴です。ツールを切り替えずに一連の作業が終わるため、途中で手順が途切れにくくなります。

Agentforce Vibesは、準備・指示・実装・デプロイまでを一つの開発環境の中で完結できます。

Agentforce Vibesの料金体系3種類

Agentforce Vibesの料金体系3種類

ここまで使い方を見てきました。導入を検討するうえで気になるのが料金です。Agentforce Vibesの料金は大きく3種類に分かれます。ここでは、それぞれの考え方を解説します。なお料金は2026年6月に変更があったため、最新の条件は公式で確認するのが確実です。

種類①Foundationsで無料から始める方法

1つ目は、Salesforce Foundationsで無料から始める方法です。

なぜなら、まず試してみたいという段階では、いきなり費用が発生しないほうが始めやすいからです。Salesforce Foundationsは、Enterprise Edition以上であれば追加費用なしで利用でき、この中にAgentforce Vibesが含まれるとされています。

たとえば、公式のFAQでは、Foundationsの無料のFlex Creditsを使うか、Developer Edition組織を使えば、費用をかけずにAgentforce Vibesを試せると説明されています。先ほどの企業でも、まず無料で試して使用感を確かめてから、本格利用を判断する方針でした。

Agentforce Vibesは、Foundationsを通じて無料から試し始められます。

種類②従量課金のFlex Credits

2つ目は、従量課金のFlex Creditsです。

利用量に応じて費用を払う形は、使った分だけのコストで済むからです。Agentforce Vibesは、Agentforceと同じFlex Creditsを消費し、その消費はDigital Walletで可視化されます。

たとえば、Flex Creditsは10万クレジットあたり500ドル(日本円で6万円ほど)が目安です。どのAIモデルを使うかによって価格が変わることはないとされており、消費の状況を見ながら使う範囲を調整できます。本格的に使い始める段階で選ぶ選択肢の一つです。

Flex Creditsは、利用量に応じて費用が決まる従量課金の選択肢です。

種類③定額のFlat Fee Access

3つ目は、定額のFlat Fee Accessです。

なぜなら、利用量を気にせず一定の費用で使いたいというニーズもあるからです。Flat Fee Accessは、1ユーザーあたり月125ドル(日本円で1万5千円ほど)で、複数のAIモデルを利用量を気にせず使える定額の形です。

たとえば、開発を日常的に行い、利用量が読みにくい場合は、従量課金より定額のほうが費用を見通しやすいことがあります。先ほどの企業でも、内製の開発が軌道に乗った段階で、従量課金と定額のどちらが合うかを比較する予定でした。

Agentforce Vibesの料金は、無料のFoundations・従量のFlex Credits・定額のFlat Fee Accessの3つから選べます。

Agentforce Vibesが対応するIDEと開発環境

Agentforce Vibesが対応するIDEと開発環境

料金に続いて、どの開発環境で使えるかを整理します。Agentforce Vibesは特定のエディタに限られず、複数の環境で動きます。ただし利用できないエディションや地域もあります。ここでは、対応する環境と制約を解説します。

環境①VS Codeと拡張パックでの利用

1つ目は、VS Codeと拡張パックでの利用です。

なぜなら、VS Codeは多くの開発者が使うエディタであり、そこで動くことが利用のしやすさに直結するからです。Agentforce Vibesの拡張は、VS Codeやオープンなマーケットプレイスで、Salesforceの拡張パックの一部として提供されています。

たとえば、先ほどの企業の開発担当は、普段使っているVS Codeに拡張を追加するだけで使い始められました。対応する言語は、ApexやHTML、CSS、JavaScript、LWCなどで、コードの補完やテストの自動生成にも対応します。

VS Codeと拡張パックが、Agentforce Vibesを使う基本の環境になります。

環境②CursorやWindsurfでの動作

2つ目は、CursorやWindsurfといった、VS Code互換のエディタでの動作です。

開発者が使うエディタは一つに限られず、好みや用途で選ばれるからです。Agentforce Vibesは、VS Codeと互換性のあるCursorやWindsurf、MuleSoftのAnypoint Code Builderでも動作します。

たとえば、すでにCursorを使っているチームであれば、エディタを変えずにAgentforce Vibesを取り入れられます。普段の開発環境を大きく変えずに導入できる点は、現場にとって負担が小さい要素でした。使い慣れた環境のまま試せることは、導入のハードルを下げます。

Agentforce Vibesは、VS Code互換の複数のエディタで利用できます。

環境③利用できないエディションと地域

3つ目に押さえておくべきは、利用できないエディションと地域です。

なぜなら、どの環境でも使えるわけではないからです。条件を満たさないと導入できないため、対応するエディションを押さえておく必要があります。Agentforce Vibesは、Developer・Enterprise・Partner Developer・Performance・Unlimitedの各エディションで利用できます。

たとえば、Group・Professional・Essentialsの各エディションでは動作しないとされています。また、EUのOperating ZoneやGovernment Cloudでは対応していません。導入前に、自社のエディションと地域が対象かどうかを確認しておく必要があります。

Agentforce VibesはVS CodeやCursorなどで使えますが、一部のエディションと地域では利用できない点に注意が必要です。

Agentforce Vibesに至る名称の変遷

Agentforce Vibesに至る名称の変遷

Agentforce Vibesを調べていると、Einstein for DevelopersやAgentforce for Developersといった別の名前も出てきて、混乱することがあります。これらは別々の製品ではなく、同じ流れの中で名前を変えてきたものです。ここでは、その変遷を3つの段階で整理します。

変遷①コード補完中心のEinstein for Developers

1つ目は、出発点となったEinstein for Developersです。

なぜここから始まるかというと、Salesforceの開発者向けのAI支援は、まずコードの補完を中心に提供されたからです。Einstein for Developersは、Apexの補完などを通じて、開発者の作業を助けるツールでした。

たとえば、コードを書いている途中で続きを提案する、といった補完が中心の機能でした。今のAgentforce Vibesと比べると、支援の範囲は限られていましたが、開発者向けのAI支援の出発点になりました。TrailheadやドキュメントのURLが今も「einstein-for-devs」となっているのは、この名前の名残です。

Einstein for Developersは、コード補完を中心とした開発者向けAI支援の出発点でした。

変遷②Agentforce for Developersへの改称

2つ目は、Agentforce for Developersへの改称です。

Agentforceというブランドが広がる中で、開発者向けの支援もその名のもとに整理されたからです。Einstein for Developersは、Agentforce for Developersへと名前を変えました。

たとえば、この段階で、単なるコード補完から、より広い開発支援へと役割が広がり始めました。名前が変わったことで、Agentforceの一部として位置づけられたことが分かりやすくなりました。ただし、ドキュメントのURLなどには旧名が残り、混乱を招く一因にもなっています。同じものを指す複数の名前が並ぶため、調べるときは変遷を知っておくと迷いにくくなります。

Agentforce for Developersへの改称は、開発者向け支援がAgentforceの一部に整理された段階でした。

変遷③自律型のAgentforce Vibesへの進化

3つ目が、現在のAgentforce Vibesへの進化です。

なぜなら、コードを補完するだけの段階から、プロジェクトの文脈を理解して自律的に開発を進める段階へと、役割が大きく変わったからです。Agentforce Vibesは、計画から実装、テスト、デプロイまでを担う自律型のコーディングエージェントへと発展しました。

たとえば、以前は続きのコードを提案するだけだったものが、今では「こういうものを作って」という目標を受けて、手順を組み立てて実装まで進めます。補完する道具から、一緒に開発を進める存在へと役割が変わった点が、この段階の大きな違いです。

Agentforce Vibesは、Einstein for Developersから名前と役割を変え、自律的に開発を進めるコーディングエージェントへと進化しました。

Agentforce Vibesを使い始める前に確認する3項目

Agentforce Vibesを使い始める前に確認する3項目

ここまで、Agentforce Vibesの中身を見てきました。実際に使い始める前に、確認しておくべき項目があります。ここでは、導入前に押さえる3つの確認項目を解説します。

確認①必要なSalesforce組織とエディション

1つ目は、必要なSalesforce組織とエディションです。

なぜなら、Agentforce VibesはSalesforceの組織があって初めて使えるツールだからです。無料で利用するには、Enterprise Edition以上のSalesforce Foundations、またはDeveloper Edition組織が必要とされています。

たとえば、先ほどの中堅企業では、まず自社の契約しているエディションを確認し、無料で試せる条件を満たしているかを点検していました。前章で触れたとおり、一部のエディションでは利用できないため、この確認は導入の可否を左右します。

まずは、自社のSalesforce組織とエディションが条件を満たしているかの確認から始まります。

確認②無料枠の対象と2026年6月の変更

2つ目は、無料枠の対象と、その変更の状況です。

料金の条件は変わることがあり、無料で使えると思っていたら費用が発生する、という行き違いを避ける必要があるからです。公式のFAQでは、Foundationsの無料のFlex CreditsやDeveloper Edition組織を通じて無料で試せると案内されています。

たとえば、二次的な情報では、2026年6月以降はDeveloper Edition以外の組織でVibesが無料でなくなり、Flex Creditsか特定の権限セットが必要になる、という指摘もあります。無料枠の扱いは変わりやすいため、利用前に必ず公式の最新情報を確認するのが確実です。本記事は2026年8月時点の情報にもとづいています。

無料枠の対象は変更されることがあるため、利用前の確認が欠かせません。

確認③Salesforce CLIやDX MCPとの連携

3つ目は、Salesforce CLIやDX MCPとの連携です。

なぜなら、Agentforce Vibesは単独で完結せず、既存の開発の仕組みと組み合わせて使うからです。Agentforce Vibesは専用のCLIを持たず、既存のSalesforce CLIやSalesforce DXのプロジェクト、Salesforce DX MCP Serverと連携します。

たとえば、すでにSalesforce CLIで開発を進めているチームであれば、その仕組みの延長でAgentforce Vibesを取り入れられます。DX MCP Serverを介して、Claude CodeやCursor、Windsurfへ機能を広げることもできます。既存の開発の流れにどう組み込むかを、あらかじめ整理しておくとよいでしょう。

Agentforce Vibesは既存のSalesforce CLIやDX MCPと連携するため、今の開発の流れにどう組み込むかを事前に整理しておくと導入がスムーズです。

【一問一答】Agentforce Vibesに関するよくある質問

ここまで、Agentforce Vibesを整理してきました。最後に、よく寄せられる質問に答えていきます。

質問①Agentforce Vibesは無料で使えるのか

無料で試す方法があります。Enterprise Edition以上のSalesforce Foundationsに含まれる無料のFlex Credits、またはDeveloper Edition組織を使えば、費用をかけずにAgentforce Vibesを試せると公式のFAQで案内されています。ただし無料枠の条件は2026年6月に変更があったため、利用前に最新情報を確認するのが確実です。

質問②Agentforce VibesはどのIDEで動くのか

VS Codeが基本の環境で、Salesforceの拡張パックの一部として提供されています。加えて、VS Code互換のCursorやWindsurf、MuleSoftのAnypoint Code Builderでも動作します。すでに使っているエディタを変えずに導入できる場合が多いです。

質問③Agentforce VibesとEinstein for Developersは何が違うのか

同じ流れの中で名前と役割が変わってきたものです。Einstein for Developersはコード補完が中心でしたが、Agentforce for Developersを経て、現在のAgentforce Vibesは計画から実装・デプロイまでを担う自律型のコーディングエージェントへと発展しています。

質問④Agentforce Vibesはどんな言語に対応しているのか

Apex、HTML、CSS、JavaScript、LWCなどに対応しています。ApexやLWCではコードの補完や、ユニットテストの自動生成にも対応するとされています。Salesforceの開発で使う主要な言語をカバーしています。

質問⑤Agentforce Vibesの利用に必要なエディションは何か

Developer・Enterprise・Partner Developer・Performance・Unlimitedの各エディションで利用できます。一方、Group・Professional・Essentialsの各エディションでは動作せず、EUのOperating ZoneやGovernment Cloudでも対応していません。導入前に自社のエディションと地域を確認してください。

Agentforce Vibesは自然言語でSalesforce開発を加速するAI開発環境である

Agentforce Vibesとは、自然言語で指示するとコードを生成する、エンタープライズ向けのAI開発環境です。本記事では、Apexやフォームからアプリまで作れる成果物、使い方の4ステップ、料金の3種類、対応するIDEと環境、名称の変遷、導入前の確認項目までを、2026年8月時点の公式情報にもとづいて整理してきました。

Agentforce Vibesの中心にあるのは、作りたいものを言葉で伝えると、たたき台が生成されるという進め方です。ゼロから書く負担が減り、作っては見せて直すサイクルを速く回せるようになります。まずはFoundationsやDeveloper Edition組織を使って無料で試し、自社の開発にどう組み込めるかを確かめるところから始めてみてはいかがでしょうか。本記事が、その一助になれば幸いです。